小林製薬の「紅麹」サプリメントを摂取した人の間で腎疾病の症状が続出している問題を受け、DHCとファンケルは3月26日までに声明を発表。自社製品に小林製薬の紅麹原料を使っていないことを伝えました。 【画像】DHCとファンケルの紅麹使用サプリ
サプリ販売のDHC「重篤な腎疾病報告ない」
DHCは「濃縮紅麹」の他、「圧バランス」「ゴマペプチド」「健康ステロール」といったサプリに紅麹原料を使用しています。同社は25日に声明を発表し、「弊社が国内にて製造・販売しております商品に使用している『紅麹原料』は、小林製薬株式会社の製造のものとは異なりますことをご報告いたします」と説明。 また「安全性の担保につきましても、品質試験において問題は発生しておらず、これまでに重篤な腎疾患の報告も受けておりません」とし、消費者に「どうぞご安心ください」と伝えています。 ファンケルは高めのLDL(悪玉)コレステロールを下げるとしているサプリメント「コレステサポート」に、「紅麹ポリケチド」を使用。同社は商品ページなどを通じ「当社の『コレステサポート』には、健康被害が報道されている小林製薬株式会社の紅麹原料は一切、使用しておりません。ご安心ください」と伝えています。 DHC、ファンケルのいずれのサプリメントも、26日時点で各公式オンラインストアから購入可能になっています。 紅麹の問題を巡っては、小林製薬のサプリ「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人の間で腎疾病の症状が相次いでおり、26日には腎疾病で死亡した患者が同サプリを使用していたことが発表されました。同社の紅麹原料を使用した商品の自主回収も相次ぐなど、食品業界に影響が広がっています。