高級腕時計シェアリングサービス「トケマッチ」をめぐる事件で、逮捕状が出ている運営会社の元代表と元社員が国際手配されたことがわかりました。 「トケマッチ」の利用者から預かったロレックスを無断で売却し、着服したとして、逮捕状が出ている運営会社の元代表・小湊こと福原敬済容疑者と元社員・永田大輔容疑者が国際手配されたことが、捜査関係者への取材でわかりました。 この国際手配は「青手配」と呼ばれるもので、身柄の拘束や引き渡しを求めるものではなく、2人の所在地や行動に関する情報の収集を求めるものだということです。 関係者によりますと、2人は今年1月31日に成田空港から中東ドバイに向けて同じ飛行機で出国したとみられ、警察当局はICPO(=国際刑事警察機構)に国際手配を要請していました。 2人には外務省が、すでに旅券返納命令を出していて、4月12日までに返納しなければ旅券は失効することになります。 トケマッチをめぐっては、「腕時計が返却されない」などといった利用者の訴えが相次いでいて、警視庁の調べで、トケマッチのサービス終了を発表する直前の2024年1月に、少なくとも1億5000万円相当の腕時計が無断で売却されたとみられることがわかっています。