東京に住めるのは“特別な人”だけ? 月収の45%が家賃に消える? マンション、公示地価も爆上り…救世主は「幕張のタワマン」?

上昇率は拡大していて、特に東京の住宅地は4.1%と大きく上昇した。しかしこうなると、都内に住むのは簡単ではない。

 東京・有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」には月収の45%弱を家賃に費やしているという20代の夫婦も訪れていた。

 ふるさと回帰支援センター 高橋公理事長は「去年1年間で移住相談は6万件。そのうち7割は20代、30代、40代、働き盛りの若者たち」と説明。

 民間のシンクタンクが1月に発表した去年の東京23区の新築マンションの平均価格は、1億1483万円。前の年より39.4%も上昇し、初めて1億円を突破した。

 東京の公示地価が高まる中、千葉の幕張エリアが脚光をあびている。

 20代の海浜幕張在住の男性は「東京に比べたら安い。たまに東京に出たりするが電車ですぐ。直接京葉線で一本」と話した。

 東京駅から30分ほどの場所にある海浜幕張周辺では、タワーマンションが多く立ち並び、新たなタワーマンションの建設も進められている。

 地上38階建のタワーマンション。最寄り駅からは歩いて15分ほどとやや距離があるがそれでも今月販売された第1期分・161戸には申し込みが殺到した。

 理由はその「割安感」。3LDKと4LDKの2タイプが売り出され広さは最低でも70平米を確保。それで価格は5280万円からだ。

 リンク・ベル 館山洋美代表取締役は「テレワークが普及したものの都内でもう一部屋持つとなると大変。そこで海浜幕張を友達や上司に聞いて見に来たという方が増えてきた」と説明した。

(『ABEMAヒルズ』より)

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