東北中央自動車道山形上山インターチェンジ近くに昨年12月開設された道の駅やまがた蔵王(山形市表蔵王)に4月1日、郷土料理の芋煮を調理して味わえる屋外施設「芋煮広場」がオープンする。秋の味覚を手ぶらで楽しめるのが売り。道の駅の新たな魅力として、山形県内外からの誘客を目指す。
芋煮広場は地元でサトイモの生産、販売を手がける「さとう農園」が「いも煮ジャパン」の屋号で運営。約670平方メートルの敷地内に4人掛けのアウトドア用テーブル12卓を設置し、ステンレス製かまどにまきをくべ、山形鋳物の鍋で芋煮を調理する。
サトイモ、国産牛などの食材は施設側が用意。卓上で炊くご飯かシメのうどん、飲み物が付く。
さとう農園の佐藤卓弥社長は「山形の文化を全世界に発信する拠点にしたい」と意気込む。道の駅の青木哲志駅長も「隣県の宮城、福島などからも気軽に味わいに訪れてほしい」と呼びかける。
11月末まで。料金は大人3500円、小学生2300円。1週間前まで2人から予約を受け付ける。キッチンカーでも芋煮を1杯800円で販売する。連絡先は、いも煮ジャパン090(6938)5245。