ヤマト運輸と南三陸町は、災害対策や安心・安全な地域づくりに関する包括連携協定を結んだ。
災害時は避難所での支援物資の管理や輸送にヤマト運輸が協力。平時は集配業務中に気付いた道路状況の異変や不法投棄、1人暮らし世帯の異常に関する情報を町に提供する。具体的な事業は今後協議する。
3月21日に町役場で締結式があった。佐藤仁町長は東日本大震災直後、同社に支援物資の整理を依頼したことを振り返り、「苦しい時に支えてもらった。これからも協力いただければありがたい」と期待した。
ヤマト運輸宮城主管支店の妹尾真一支店長は「経営資源を生かし、町のますますの発展に寄与したい」と力を込めた。同社が県内の自治体と包括連携協定を結ぶのは県、気仙沼市などに続き14例目。