静岡県の川勝平太知事が会見で説明「野菜を売ったり牛の世話をしたりと違って」新規採用職員の訓示で物議を醸す発言

<静岡県 川勝平太知事> 「職業差別は皆無です、ありません。職業に貴賤はないのが基本的な考え方です。きのうの新規県庁職員への歓迎の言葉、励ましの言葉がこんなことになって何か問題発言があったかの如き状況になって本当に驚いています」 【写真を見る】「職業差別は皆無です」静岡県の川勝平太知事が会見で説明「野菜を売ったり牛の世話をしたりと違って」新規採用職員の訓示で物議を醸す発言 川勝知事は4月2日午後6時から記者団の質問に「差別は皆無」だと答えました。 この問題は、静岡県の川勝平太知事が4月1日、新規採用職員に対し行った訓示の中で、職業差別とも受け取れる発言をしたものです。川勝知事の物議を醸す発言は、これまでにも度々、県議会などで問題となっていてます。 4月1日午後1時、県庁で行われた川勝知事の訓示は全部で20分あまりで、危機管理や心構えについて述べる中で、以下のような発言をしました。 <静岡県 川勝平太知事> 「皆さん優秀ですから、なかなかものが分かってくれない人がいるかもしれない。そういうときにですね、情理を尽くすってことが大切です。理屈ではですね、分かってても、あの腹にストンと落ちない場合があります。ですから、Heart to Heartで心からこうすると本当にいいというように言って差し上げると、ストンと落ちる場合がある。ですから情と理、情理を尽くして、自分が正しいと思う信念を貫くということが大切です」 「はい。そしてですね、そのためにはですね、やっぱり勉強しなくちゃいけません。実は静岡県というのを県庁というのはですね、別の言葉で言うとシンクタンクです。毎日、毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいは物を作ったりとかということと違ってですね、基本的にその皆様方は、頭脳、知性の高い方たちです。ですから、それを磨く必要がありますね。それは磨き方はいろいろあります。知性を磨くということ」 「それからですね、やっぱり感性も豊かにしなくちゃいけないと、体がしっかりしてないといけませんね。ですから文武芸、三道鼎立と、文武両道というのがあるでしょう。しかしですね、美しい絵を見たり、いい音楽を聞いたり、映画を見たり、演劇を見たりしたときにですね、感動する心というものがあると望ましい。ですから、自分の知性が、あの人は動かないなと思ってもですね、知性というのを大切にするということが大事ですね。そのためには勉強しなくちゃいけません」

「それから体を鍛えると。しかし、スポーツが苦手な人もいらっしゃるでしょう。スポーツを楽しむことはできますね。見て楽しむことができます。まあ無芸大食の人もいるでしょう。しかし、芸術を愛することはできますから、文武芸、三道鼎立ということでですね、豊かな人間になっていただきたいと思います」

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