山形県は、山形市のJR山形駅西口の霞城セントラル1階で運営する県観光情報センターに、地元産の日本酒とワインを一堂に集めた試飲コーナーを新設した。500円で3杯楽しめる。県産酒の魅力を発信し、産地への誘客や商品の購入促進を目指す。
センターの一角約120平方メートルを改修し、試飲用の自販機や立ち飲みコーナーを1日に開設した。自販機には日本酒30種とワイン12種を常備。500円でコイン3枚を購入して自販機に1枚投入すると、使い捨てのカップに20~25ミリリットルの酒が注がれる。
県によると、試飲コーナーで扱う種類は県内で最大級の規模。商品は定期的に入れ替え、県内の酒蔵全51社とワイナリー約20社を網羅する。つまみやソフトドリンクの自販機も置く方針だ。
県は新型コロナウイルス禍で落ち込んだ県内の観光誘客の復活を目的に整備した。事業費約2600万円に、国のコロナ対策の臨時交付金を活用する。