PSP向け人気ソフト「初音ミク -Project DIVA-」「フォトカノ」などの開発を手がけたディンゴ、事業を停止し自己破産申請へ

(株)ディンゴ(TDB企業コード:986901821、資本金1000万円、東京都渋谷区本町1-17-12、代表庄司竜也氏)は、3月21日までに事業を停止し、事後処理を藤沢裕一弁護士(東京都港区西新橋1-21-8、タキオン法律事務所、電話03-6205-4216)に一任、自己破産申請の準備に入った。

当社は、1998年(平成10年)8月に設立されたコンシューマーゲーム・スマートフォンゲーム企画・開発業者。ゲームクリエイターとして相応の知名度を有する代表を中心に、PlayStationや任天堂DS向けなどのコンシューマーゲームをはじめ、近時はスマートフォンゲームなど幅広いジャンルの開発に関わり、かつてはアーケードゲームの開発も行っていた。PlayStation Portable向けソフト「初音ミク -Project DIVA-」や「フォトカノ」などの人気ソフトの開発も手がけ、大手ゲームメーカーとのタイアップで相応の評価を得ていた。

しかし近年は、ゲーム業界でのコンシューマーゲーム市場が縮小傾向にあったなかで、同業他社との競合が激化。精力的に複数の開発案件に取り組んでいたものの、売り上げが漸減するなかで取引先への支払いにも支障を来す事態に陥り、支え切れず今回の事態となった。

負債は債権者約100名に対し約3億4000万円。

なお、関係会社の(株)クリエイティブネットワークス(TDB企業コード:502006633、資本金300万円、同所、同代表)も同様の事態となっている。

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