Sexy Zone中島健人 「A―Studio+」収録中止 1社提供「花王」の意向反映

 ジャニーズ事務所の性加害問題を受けた、所属タレントの広告起用の“撤退ドミノ”が、テレビ番組にも波及した。TBSのトークバラエティー「A―Studio+」(金曜後11・00)にゲスト出演を予定していた「Sexy Zone」の中島健人(29)の出演がキャンセルされたことが14日、分かった。同局関係者は「番組スポンサーの意向が影響した」と話している。 【図表】TOBE、中居正広、新しい地図…ジャニーズを巡る現在の相関図  中島は10月放送の同番組にゲスト出演を予定。きょう15日にスタジオ収録が決まっていたが、13日までに中止になった。大きな理由は、ジャニーズタレントの広告起用撤退を表明した「花王」が番組メインスポンサーを務めているため。花王は「番組内容や出演者は放送局側に制作権があり、意見できる立場にない」としている。  同社は11日に広告起用を継続する姿勢を見せていたが、翌12日に一転。公式サイトで「ジャニーズ事務所所属タレントを起用した広告・販促物等の展開は、可及的速やかに中止いたします」と発表した。中島は同社の化粧品「KATE リップモンスター」の広告に起用されていた。  広告代理店関係者は「A―Studio+は複数のスポンサーではなく、花王の1社提供番組。おのずと花王の意向が番組制作に反映される」と説明。「番組中に流れる中島さんの出演CMの放送を中止したのに、番組自体に中島さんが出演することは、花王にとって整合性を欠く形になる。番組側と花王が協議し、出演が取りやめになったと聞いている」と話している。  一方、番組MCは同じジャニーズ事務所のKis―My―Ft2藤ケ谷太輔(36)。事務所の負のイメージを敬遠するなら、こちらも出演の可否を検討する可能性があるが、現時点で出演に変更はない。「今後も協議を続ける」(同局関係者)という。  代理店関係者は「どちらのケースにせよ、性加害問題に直接関係のないタレントをスポンサーが“降板させた”という形になれば、企業イメージ低下を招く恐れもあり、判断が難しい。テレビ局がタレント個人と契約すれば出演を継続できるという考え方もある」と話している。アフラック生命保険は、嵐の櫻井翔(41)個人との広告契約を検討中で、この動きが広がる可能性もある。

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