TV各局でジャニーズ系キャスターの一掃が始まるのか…模索される“ひっそり降板”ラッシュ

「さすがに情報番組やニュース番組のキャスターにジャニーズのタレントを起用する流れは止まるでしょう。各局は降板のさせ方を講じている段階です」(テレビ関係者) 草刈り場と化すジャニーズ事務所の無残…滝沢秀明氏「TOBE」は“辞めジャニ”たちの受け皿に  テレビ朝日系「サンデーLIVE‼」の東山紀之(56)をはじめジャニーズタレントのキャスター起用を終わらせる動きが一気に進んでいる。 ■「世界最悪級の性加害者」 「ジャニー喜多川という男が、世界最悪級の連続児童性加害者の1人であった」とする記事を海外の東京特派員は東洋経済オンラインで報じ、それに対して「日本のジャーナリズムはことごとく『無力』だった」と続けた。そのジャニー喜多川氏の性加害を認定した「再発防止特別チーム」の提言で藤島ジュリー景子社長(57)の辞任などによる解体的出直しを求められるジャニーズ事務所。大罪に「沈黙」で加担してきたメディアも、ようやくジャニーズ問題への対応に動き始めたというわけだ。 「ジャニーズを起用すれば視聴率がとれる時代も今は昔。社内では、変わらずジャニーズタレントの起用を推し進める上層部や編成担当がいる一方で、制作現場では“距離をとっていくべき”との変革の声も大きくなってきています。(中略)また既存番組からの降板ラッシュが起きる可能性も考えられる。その際に真っ先にメスが入るのは、ニュースや情報番組に携わる“ジャニーズキャスター”だと思います」 「週刊女性」はそんなキー局情報番組の制作ディレクターのコメントを伝えている。  日本テレビ系「news zero」の桜井翔(41)は性加害問題が国内外で報じられるなか、コメントを避けた。キャスターである前にジャニーズ所属のタレントということを視聴者に知らしめるとともにキャスターとしての資質を問われたものだ。  タレントのキャスティング事情に詳しい広告プロデューサーは言う。 「企業が番組スポンサーになる場合、年間に億単位のカネがかかります。その番組を応援する立場になることによって企業のイメージアップという見返りを求めるのです。当然ながら、その番組や出演者が良質でなければならない。世界最悪級ともいわれる性加害問題の事務所所属で、そうした犯罪行為への言及も報道もできないキャスターというのはあり得ない。嵐のファンたちも納得できるよう、また、刺激しないような形で、ひっそりと降板させる方法を番組は模索しているのでは。テレ朝系『週刊ニュースリーダー』の城島茂、日テレ系『シューイチ』の中丸雄一と、ジャニーズ系タレントのキャスターは揃って退場の流れになるでしょう」  東山は3日、「サンデーLIVE‼」で「8月29日に再発防止特別チームにより発表されました厳しい指摘と改革案を含む調査結果を重く受け止め、9月7日に会見を開き、今後の取り組みに関して事務所がご説明することになっています。その会見を前に、今日の段階では私としてはこれ以上のコメントを控えさせていただきますことをご理解いただければ」と歯切れの悪いコメント。  そもそも現場で取材経験もなければ見識もないタレントを、人気取りでニュース番組のキャスターに起用する方がおかしいのである。

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