米Twitterは3月18日(現地時間)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する偽情報拡散対策の一環として、削除対象となるツイートの範囲を拡大したと発表した。
削除はユーザーからの報告を待つのではなく、公衆衛生当局や政府などの信頼できるパートナーと連携して実施する。また、機械学習システムも使っていると説明した。
対象となるツイートは以下のようなものだ。
- 保健当局が推奨するアドバイスの否定:「人との距離を置くことには効果がない」など
- 有害ではなくても効果がない治療法の紹介:「アロマオイルで予防できる」など
- 有害な治療法。例えジョークでも:「漂白剤を飲むと治る」など
- 潜伏期に関するデマ:「子どもには感染しない」など
- 保健当局からのガイダンスの否定:「手を洗うのは石けんメーカーの広告だ」など
- 保健当局になりまして検疫が完了したなどの主張をすること
- 診断基準に関する誤情報:「呼吸を10秒間停止できれば感染していない」など
- 新型コロナと別の病気の区別する方法についての誤情報:「湿ったせきなら新型コロナではない」など
- 特定のグループは感染しないという主張:「コーランを読めば感染しない」など
- 特定のグループは感染しやすいという主張:「中国人はウイルス保有の可能性が高い」など
Twitterは17日、Facebook、Googleとその傘下のYouTube、Microsoftとその傘下のLinkedIn、Redditとともに、詐欺や誤報と戦うという共同声明を発表した。同社は新型コロナウイルスに関する正しい情報を集めたWebページも開設した。