UPDATE2: ソニー<6758.T>、PSP後継機「NGP」を2011年末に発売へ

 [東京 27日 ロイター] ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート) のゲーム子会社、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は27日、携帯型ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の後継機を2011年末に発売すると発表した。後継機のコードネームを「NGP(Next Generation Portable)」として、ソフトメーカーとゲームコンテンツの開発を進めて行く。
 無線LAN形式のWiFi機能だけでなく、3G通信機能を内蔵し、より広いエリアでゲームのダウンロードや対戦ができる。また、5インチの有機ELタッチパネルを前面に搭載。ゲーム操作の面では、従来のPSPと同様にコントロールスティックがあるほか、背面にもタッチパッドを付けたことで「触る・つかむ・なぞる・押し出す・引っ張る」といった立体的な感覚で遊べるという。また、ジャイロセンサーを内蔵し、本体の傾きでも操作できる。
 
 SCEの平井一夫社長(ソニー執行役EVP兼務)は同日の発表会で「NGPが目指すのは、究極のエンターテインメント体験だ。(新しい操作感覚で)究極のポータブル体験ができる」とアピールした。
  PSPは04年12月に発売して6年が経過。09年11月からは、ダウンロード専用機「PSP GO」をシリーズに追加している。いずれも価格は1万6800円。PSPシリーズの2011年3月期の販売計画は800万台で、前年実績の990万台に比べて伸び悩んでいる。
 
 <アンドロイドOSにプレステソフト提供へ>
 
 これとは別にSCEは、アンドロイドOSを搭載するスマートフォン向けにプレイステーションのソフトを提供する「プレイステーション・スイート」のサービスを始めると発表した。このために携帯端末メーカーに技術を供与する「プレイステーションサーティファイド」のプログラムを開始し、アンドロイドOSでプレステのソフトが提供できるように協力していく。アンドロイド端末からオンラインでソフトが購入できるストアも新たに開く。
 アンドロイド対応ソフトは、年内にも初代プレステのゲームソフトから提供を始める。また、プレステで関係を構築しているゲームソフトメーカーには対応ソフトを新たに開発することを呼びかける。「スイート」対応ソフトは、PSP後継機のNGPでも遊べるようにする。

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