VIERAが本格的なゲームプラットフォームに パナソニック、「VIERA Connect」発表

 パナソニックは1月6日、薄型テレビ「VIERA」向けクラウド型IPTVサービス「VIERA Connect」を開始し、対応テレビを今春から北米に投入すると発表した。ゲームパッドと連携し、本格的なゲームを専用機なしで楽しめる世界初の双方向サービスも楽しめるという。
 VIERA Connectは、欧米で展開してきた「VIERA Cast」を大幅に改良したクラウドベースのIPTVサービス。テレビリモコンからの操作で、インターネットサービスをVIERAで利用できる。
 外部ハードウェアと連携する初の機能を備えるのが特徴。ゲームパッドを使い、従来のテレビ向けネットサービスでは難しかったレーシングゲームのような本格的なセミハードコアゲームを専用コンソールなしで大画面で楽しめるという(パナソニックはゲーム事業への参入準備を進めていることを明らかにしていた)。
 テレビ上では32ビット3Dグラフィックスによる高品質なGUIで操作でき、アプリやゲームパッドなどの関連機器を簡単に購入できる「VIERA Connect Market」機能も備える。年内発売予定のAndroidタブレット「VIERA Tablet」でもサービスを利用できるようにする。
 対応テレビ「Smart VIERA」15機種をまず米市場に今春投入し、2012年度には世界市場でのIPTV販売比率を7割にまで引き上げる計画だ。
 VIERA ConnectのSDKとAPIは開発者向けに公開し、参加サービスとアプリケーションを広く募る。ミドルウェアではACCESSと協業、他メーカーに対しオープン化する。

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