【ニューヨーク共同】ドイツ自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は10日、小型車「ビートル」の生産を終了したと発表した。ナチス・ドイツの国民車構想に基づいて1938年に初代が誕生して以来、約80年の歴史に幕を下ろした。
メキシコの工場で生産された最後の1台は、メキシコ国内にあるVWの博物館に収蔵される。
ビートルは「カブトムシ」を意味する。初代は2150万台が販売され、丸みを帯びた車体は日本人にも親しまれた。現行モデルは「ザ・ビートル」の車名で販売されており、日本では今年、販売を終える予定だ。