X(Twitter)の収益化プログラム、有名人はいくら稼げた? グラドルや声優が公開 “無断転載地獄”を危惧する声も

8月8日に、日本でも順次適用が始まった米X(旧Twitter)のクリエイター広告収益分配プログラム。すでに収益の詳細を報告するユーザーが出るなど話題だ。Xで活発に活動するインフルエンサーも例外でなく、受け取れる金額をあけすけに公開する人もいる。

 例えば匿名掲示板「2ちゃんねる」の開設者として知られる西村博之(ひろゆき)さん(同日時点でフォロワー数約240万人)は、約2328ユーロ(約36万6000円)の入金があったという。

 他にも、タレントでグラビアアイドルのくりえみさん(フォロワー数約61万5000人)は、収益が1万2634円だったと投稿。他にも声優の村瀬歩さん(フォロワー約35万4000人)は約134ドル(約1万9000円)の収益が出たと報告している。

 Xのクリエイター広告収益分配プログラムは、X Premium(旧Twitter Blue)に加入しているユーザーなどに広告収益を分配する仕組み。プログラムに参加するには「フォロワーが500人以上」「過去3カ月間の投稿に対するインプレッションが1500万件以上」「Twitter Blueまたは認証済み組織にサブスクライブしている」といった条件を満たす必要がある。

 イーロン・マスク氏の過去の投稿によれば、今回分配した収益は2月から7月末までの累計。つまり6カ月分の収益なので、例えばひろゆきさんの場合は月平均6万1000円の収益を出している計算になる。

 新たな収益源の可能性として注目を浴びている同プログラムだが、一方でユーザーからは「収益化のために無断転載が増えるのでは」「過剰な“煽り行為”が増えそう」と不安視する声も。収益化の条件を満たすインフルエンサーの中にも同様の不安を抱く人はおり、例えばくりえみさんは「これから無断転載地獄が始まる予感もしたり……」とコメントしている。

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