8日は「ホヤの日」頬張れば、あふれる海の香り 名取・閖上でイベント

県産ホヤの消費拡大を目指す「ほやフェスティバル2019in閖上」が7日、宮城県名取市閖上のゆりあげ港朝市であった。昨年制定された「ホヤの日」(8日)にちなんだイベントで、旬の味覚をPRした。
 新鮮な女川町産の殻付きホヤを1000キロ用意。「ほやの唄」を披露するライブステージをはじめ、ホヤの詰め放題や、むき方を競う大会を企画し、大勢の来場者で盛り上がった。
 詰め放題に挑戦した大和町の会社員及川清広さん(53)は「旬のホヤは生で食べるのがうまい。冷凍しておけば、年中食べられる」とほくほく顔だった。
 仙台市の飲食業「飛梅」が日本記念日協会に「ホヤの日」制定を申請し、昨年7月に認定を受けた。県産ホヤは東京電力福島第1原発事故後、大消費地の韓国で輸入規制が続いており、国内での消費拡大が課題となっている。
 飛梅の松野悠紀業務本部長は「ホヤは刺し身や酢の物だけでなく、加熱すれば、ピザやパスタなど洋食にも合う。ホヤの可能性を知ってほしい」と話した。
 8~14日には仙台市内の飲食店33店で、ホヤを使った各店独自メニューを楽しめる「仙台ほやフェア」が行われる。

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