■会社では35~42歳が敵
社会に入ったとたん、いきなり彼らの目に飛び込んで来たのは、バブル世代という「ユルい」先輩達。え?俺が入った会社って、そんなにレベル低かったの?という疑問が生じる。そして「ユルい」先輩達は仕事もせず、団塊ジュニア世代はそのあおりを受けてしまう。でも、給料もボーナスも上がらない。そしてその刃先はいつしか「ユルい」先輩達に向けられていく。
彼らはバブル世代のことを厄介者だと思っている。バブル世代の人間が会社にいることで、自分達のポストが減り、彼らはいつまでも兵隊として扱われ、しかも自分たちが得るはずのインセンティブを吸い取られてしまうためだ。
そのため彼らは、35~50才の社員に対して非常に攻撃的である。会社の団塊ジュニア世代は、一つのグループを形成しており、何かにつけ一緒に行動をしている。彼らは自分たちのことを「若手社員」(!)と呼んでおり、バブル世代に対して一線を画している。