マツダは9日、新世代技術「スカイアクティブ」の最新エンジンを初めて搭載した新型小型車「デミオ 13-スカイアクティブ」の予約受注を開始したと発表した。エンジン排気量は1300ccで、価格は140万円。30日に発売する。
新型車は停止時に自動的にエンジンを止める独自のアイドリングストップ機能などを搭載した新開発の直噴ガソリンエンジンを採用した。これにより燃費性能は10・15モードで1リットル当たり30キロ(JC08モードでも25キロ)と現行モデルより約3割向上し、ハイブリッド車(HV)並みの低燃費を実現した。
スカイアクティブ技術をPRする役割を担う「アンバサダー」として、サッカーのイタリアリーグ(セリエA)のインテル・ミラノ所属で、日本代表の長友佑都選手を起用した。
長友選手は9日、広島県府中町のマツダ本社を訪問。スカイアクティブ技術への理解を深めてもらうため、本社工場で社員から説明を受けるともに、車両の組立工程を見学した。
その後、予約受注を開始した新型「デミオ」と、スカイアクティブ技術を改良するための「アテンザ」ベースの試作車を本社工場内のテストコースで試乗した。試乗した長友選手は「足回りがなめらかで、すばらしい」と笑顔をみせた。