宮城県特産「ほや」の魅力をPR

原発事故の影響で販売が落ち込んでいる宮城県特産の「ほや」の販路を広げようと、漁業者らによる大規模なPRイベントが、さいたま市で始まりました。

17日はさいたま市のJR大宮駅前で、宮城県の漁業者や食品業界の関係者らが、取れたての「ほや」や加工食品の展示販売を行いました。
「海のパイナップル」とも呼ばれる「ほや」は、震災前は、宮城県で全国の8割の量を生産し、その多くが塩辛などの原料として韓国に輸出されていました。
しかし原発事故のあと、韓国政府が宮城県産の水産物の輸入を禁止した影響で売り上げが落ち込んでいて、販路の拡大が課題になっています。
会場では「チーズほや」や「ほやのアヒージョ」など震災後に考案されたおよそ30種類の商品が並べられました。
さいたま市の女性は「ほやは大好きですが、関東ではなかなか食べられないので、加工食品も増えていてうれしいです」と話していました。
宮城県石巻市のほや漁師、渥美貴幸さんは「これからがほやの旬の時期なので、関東の人にもおいしいほやを食べてほしい」と話していました。
このイベントは、JR大宮駅前の「まるまる東日本」で今月23日まで開かれています。

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